植物は様々な分類の仕方がありますが、当サイトではガーデニング初心者の方には年中緑が見られる「常緑」のシンボルツリーをベランダに配置することをお勧めしています。
ですが、少し慣れてくると季節感を感じられる、そして夏場と冬場にメリットの出る「落葉樹」もお勧めです。
暑い夏場には葉が茂り、日陰をつくってくれる。
秋には綺麗に紅葉。
冬は葉が落ちて、室内に陽が入りやすくなる。
そのため、落葉樹も中々捨てがたいものがあります。
常緑樹と組み合わせると良いかもしれません! (常緑樹についてはこちら)
それでは早速ですが、ベランダに置くシンボルツリー(落葉樹)として、よく売られている代表的なものを見ていきたいと思います。
地植え(地面に直接植える)だと、どの木も大きく育ちますが、鉢植えだと根が張れる範囲が限られますので大体2~3m前後の成長にとどまることが多く、ベランダでも育てられます。
今回は丈夫で、ベランダの鉢植えでも育てられる落葉のシンボルツリーたちを紹介していきたいと思います! 黄色 が特に今回お勧めする常緑樹たちです。
ベランダの日当たり | 常緑 | 落葉 |
日向 (半日以上陽が射す場所) | オリーブ シマトネリコ ソヨゴ ハイノキ ヤマボウシ ユーカリ フェイジョア | エゴノキ ジューンベリー ハナミズキ ブルーベリー ドウダンツツジ スモークツリー |
半日陰 (一日数時間でも日が当たる場所) | オリーブ シマトネリコ シキミ ソヨゴ ハイノキ ヤマボウシ | エゴノキ ジューンベリー ブルーベリー ドウダンツツジ イロハモミジ ビバーナム・スノーボール |
日陰 (一日中、直接日が当たらない場所 | シミキ ソヨゴ ハイノキ ナンテン | 斑入りアジサイ カシワバアジサイ |
ここではベランダー目線での、お勧めのシンボルツリーを紹介していきます。日当たりの環境をふまえた上で、見た目が好きだ!というものをぜひ選んでみてください。なお、地植えの場合は内容が異なってくるので、ここから下は参照しないで下さいね~!
一本のシンボルツリーがあるだけで、ベランダの雰囲気はグッと変わりますから、お気に入りの一本をぜひ見つけて下さい!
エゴノキ
総合お勧め度 | もともと日本全国に自生しているので、育て安い。 |
日当たり | 陽樹なので、日当たりは重要。 |
水やり | 湿潤な土を好みますが、耐乾性もある。 |
病害虫 | 葉にタンニンが含まれるためか、害虫被害は少ない。 |
手入れ | 暑さにも寒さにも強い。GW明けごろに開花します。 |
ジューンベリー
総合お勧め度 | 丈夫で初心者にも育てやすく、赤い実まで収穫できるのでかなりお勧め。 |
日当たり | 開花や実をつけるには日向がお勧めです。 半日陰の場合も午前中の朝の光が当たる場所が望ましい。 |
水やり | 乾燥には強い。 |
病害虫 | あまりつかない。春~夏にアブラムシがつくことがある。 |
手入れ | 実がつくと鳥に食べられることも! |
ブルーベリー
総合お勧め度 | 手入れが簡単なので、ベランダガーデン初心者にもおススメの落葉樹です。 ブルーベリーの実の収穫も楽しめます! |
日当たり | 日光を好むので、日当たり良好な場所が望ましい。 |
水やり | 実がなっているときは水枯れ注意。ただし水のやりすぎには気を付ける。 |
病害虫 | 病気にはかかりにくい。 コガネムシの幼虫に根がやられることも。 |
手入れ | 3月、5月、8月下旬に堆肥など有機物の追肥を施す。 東北~北海道などの寒冷地では真冬は鉢にマルチングするなど防寒対策が必要。 |
ドウダンツツジ
総合お勧め度 | もともと日本全国に自生しているので、育て安い。 緑の葉がきれいで、紅葉も楽しめるのでお勧め。 |
日当たり | 半日陰なら耐える。但し花付きや紅葉は地味に。 |
水やり | 他の落葉樹にも共通するが、葉がついているうちはしっかり水やり。 葉が落ちたら控えめに。 |
病害虫 | 病気や害虫はほとんどつかない。ハダニくらい。 |
手入れ | 極端な乾燥は嫌うので注意を。形を整えるための剪定は紅葉が終わったころに。 |
イロハモミジ
総合お勧め度 | 日本庭園テイストなベランダには欠かせません。 日当たりのよいベランダで育てれば秋に紅葉が楽しめます。 |
日当たり | 半日陰でも育ちますが、きれいな紅葉を見たければ日向で管理! |
水やり | 乾燥には強くないので、表土が乾いたらしっかり水やり。 |
病害虫 | 梅雨にうどん粉病が発生することがある。 アブラムシがつくことも。カミキリの幼虫には注意! |
手入れ | 盆栽もあるように、鉢植えだと巨木にはなりません。 伸びすぎたら落葉後に剪定しましょう。 |
スモークツリー
総合お勧め度 | 「煙」の名前の由来でもある特徴的な花穂が何と言っても魅力的。 |
日当たり | 日向が良いが、半日陰も耐える。 |
水やり | 乾燥には強いが、湿度には弱いので、乾燥気味にする。 |
病害虫 | あまりつかない。 |
手入れ | 根が浅いので、鉢植えは強風時に倒れないよう注意が必要。 成長は早めなので良く伸びる場合は、毎年剪定を行う。 |
ビバーナム・スノーボール
総合お勧め度 | 白い紫陽花のようですが別種類。 寒暖にも病害虫にも強く、育てやすいのでおススメ。 |
日当たり | できるだけ日向で育てる。 |
水やり | 普通に水やり。土が乾いたら水やりしてあげましょう。 |
病害虫 | ほとんどつかない。 |
手入れ | 自然に樹形が整うので、剪定はあまり必要なく、手入れは楽。 |
斑入りアジサイ
総合お勧め度 | アジサイはアジサイでも斑入りの葉の紫陽花はまた別格。 葉だけでもとても美しいのでぜひお勧めしたいです。 |
日当たり | 日当たりが良すぎると葉焼けしたりするので半日陰がベストですが、 日陰でも育ちます。 |
水やり | 花がついているあいだ、暑い時期は水をとても良く数ので、 水が切れないよう注意して水やりをする。 |
病害虫 | 色々虫がつくが、比較的頑強。 |
手入れ | 斑入りも普通の紫陽花と基本的には同じ育て方。 土の成分で花色が変化する。七変化と呼ばれるほど。 剪定は必ず正しいやり方で。そうしないと次の年の花が咲かないことも。 |
カシワバアジサイ
総合お勧め度 | 様々な種類があるが、葉がシルバー系で美しいものが多い。 置き場所や水やりに失敗すると、あっという間に枯れる。ベランダでの栽培は難しい部類。 |
日当たり | 日向向き。日陰でも耐えるが、花付きがわるくなる。 |
水やり | 普通に水やり。土が乾いたら水やりしてあげましょう。 但し葉が大きくて立派なので、他の植物より土が乾きやすいので |
病害虫 | カイガラムシなど。基本的にはあまりつかない。 |
手入れ | 鉢植えなら剪定はあまり必要ない。 |